ジャッキー・チェンのおかげです。クォーター香港人の語学ヲタクの日々

成龍好きから、何故かマルチリンガルになった私の日々の外国語格闘記と外国語に対する思いをつらつら書き綴っています。

こうして英語をモノにした1

1980年8月、中3の時に生まれて初めての海外旅行で、アメリカのサンフランシスコ、ロスアンジェルス、ラスベガス、グランドキャニオン、ハワイに行って、英語が話せるようにならないと中国語や他の外国語の習得は無理だとわかった私。

アメリカの大学に留学したいと言ったら、自力で行けと言われたし、当時は英会話スクールも少なかったので、自力で勉強し、以来38年間、毎日英語を勉強しない日はない!


さて、その中3の私が編み出した英語勉強法。

まず、中1から中2の教科書のやり直し。

教科書を徹底的に勉強しないくせに、教科書英語は古いとかほざいてる人達は、創意工夫が足りてない!

文法も単語も使えます!

英会話に行かずに、アメリカの大学に編入できた私の実体験です。

私、日本の短大では国文学専攻だったしね。


その教科書だけど、元の文を人称変化させるとか、時制を変える練習に使えます。

単語は、自分で例文を作る。


それから、今でも続いてますが、海外文通!

読み書きの練習になります。

今は、アメリカ、カナダ、チリ、ブラジル、台湾、中国、ネパール、インド、タイ、フィリピン、英国、アイルランド、フランス、ドイツ、ベルギー、オランダ、ブルガリア、フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、マルタ、タヒチ、バーレーン、ニュージーランド、オーストラリア、ラトビア、リトアニア、エストニア、エジプト、イスラエル、イタリア、ポルトガル、スペイン、スロベニア、チェコ、ポーランド、ハンガリー、ギリシャなどにペンパルがいます。

長い長い手紙を書いてくれる人や短い人もいます。

日本に興味がある人達がメインなので、日本について、英語で表現する事の勉強になります。

私、日本語教師の資格も持っているので、日本語学習者のお手伝いもしているし、私の出来る言語の人達は、その言語で手紙を書いてくれます。

今時、手紙?って笑われるけど、全人類がパソコンや携帯を持っていると思い込んでるのは、思い上がりだと私は思います。

それに、手紙って、相手によって、レターセット、切手、筆記用具を選ぶので、そういう時間が楽しいし、紅茶とかしおりとかちょっとしたものの交換も楽しいです。


画像は、2014年5月22日、英国、ストーンヘンジ。

3回行きました。

習いたいのに、教えてくれる人が見つからない!

客家語。


福建語。一度、先生を見つけたけれど、同じ福建語でも、隣の村では違う福建語を話していて,広域で通じないと言われて、断念したけど・・・。


ウイグル語。 10月からの外大アカデミーで設定されているけれど、人が集まるかな?


カンナダ語。


テルグ語。


ホピ語。


ナバホ語。


東アルメニア語とかアゼルバイジャン語とかウクライナ語、リトアニア語も一度でいいから、触れてみたいw



画像は、2014年12月29日、ラオス、ビエンチャン。

「喋れるっていいよね。」

そう言われるようになるまで、どれだけ努力したかわかる?

「語学は時間もお金も湯水のように使い、結果が出るのは年単位。」と尊敬する黒田龍之介先生もおっしゃっているけれど、正にその通り!

黒田先生は、ロシア語の教授でマルチリンガル。本をたくさん出されていて、語学の勉強の考え方が私と同じだったので、すっかりハマってしまい、著書を読みまくっている。

勝手に黒田教信者と名乗っているほど(苦笑)


母国語である日本語だって、ちゃんと喋れるようになるまで、どのくらいかかったかわかる?

生まれてから、言葉を発するまで、散々、周りの人達が話しかけ、人々の会話やテレビやラジオを毎日、耳にし続けても、いきなり会話はできない。

単語が出るのが最初で、なかなか文にはならない。

時制だって、すぐには言えない。

文字の読み書きに至っては、幼稚園から始まり、小中高と学んでも、漢字の書けない大人もいる。

日本は、外国語が学びやすい国だと思う。

国営放送では、テレビやラジオで毎日のように語学講座がある。

独学用の語学書も溢れている。ロマ語とか、アムハラ語とか、一体、いつ使うんだ?とかどの国の言葉なんだ?と言うのまである。

カルチャーセンターや外大のオープンアカデミーでもマイナー言語を学べるし、大学書林アカデミーなんて、55カ国語もある!!

私は、外国に行くたびに、本屋に行って外国語コーナーを必ずチェックするけれど、語学の種類の多さにおいて、日本以上の国を見た事がない!

韓国は、日本よりも語学の種類は少ないけれど、1つの外国語における語学書の種類は多いし、さすがに受験大国なので、HSK=中国政府認定の中国語の試験の対策本が日本とは比べものにならないくらい溢れている。


毎日毎日、意識しなくても日本語を聞き、目にしても、まともな会話が出来るまで何年も何年もかかったのだから、普段、接しない外国語がモノになるまで何年もかかって当たり前だと思う。

さらに、毎日勉強しないと身につかない。

語学だけでなく、何かをモノにするのはそんなに甘いもんじゃない!

モノにしたからと言って、誰かに褒めてもらったり、絶賛されるわけでもない。

全て自己満足の為。

「語学は一生、勉強です。」

日中学院の恩師胡先生は、そう言われた。

その通りだと思う。

日本語だって、年と共に話す言葉は変わってくるし、死語や流行語は毎年あるから。

それでも、今まで勉強した外国語を忘れないように勉強して、現在、勉強中の外国語も勉強する毎日。

働いているし、他にもやりたい事があるから、毎日時間を作るのが、辛い時もある。

でも、自分の好きでやっている事だから、やるしかない!

私って、ドMやん?と思いながら、毎日毎日、勉強を続けている。


画像は、2015年5月10日、ベルギー、イーペルの猫祭り。