ジャッキー・チェンのおかげです。クォーター香港人の語学ヲタクの日々

成龍好きから、何故かマルチリンガルになった私の日々の外国語格闘記と外国語に対する思いをつらつら書き綴っています。

事実と真実

「事実は1つだが、真実は人の数だけある。」と言う言葉がある。

私は、かなり前にこの言葉を知って、意識するようになったけど、最近公開された「陰陽師0」でも同じような事が言われていた。


前職で、10連勤とか7連勤、それも夜勤明夜勤日勤などと言うシフトで、持病を悪化させた事がある。真っ直ぐに歩けず、同僚に心配されたので、「10連勤とか7連勤とかが続いたからだ。主治医もシフト表を見て、そう言っていた。」と事実を言った。

シフト表を見れば明白な事。そこに私の意見も感想も入れずに事実を言った。

なのに、ボスからは「こき使われているって言いふらしているそうだな。」と烈火の如く怒られた。

同僚が捻じ曲げて、こき使われていると言ったのなら、悪意。言わなかったとしても、告げ口するのは悪意だと思う。そもそも人の言った事を正確に伝えられないのは、リスニング能力や理解力の欠如かも。

ボスがこき使うと思ったとしたら、それは彼にとって、真実でそれを私に指摘されたと思って、怒ったのだろう。シフトはそのボスが作っていたから。ご自分はしっかり週休2日だった(苦笑)

公平性を重んじるなら、決めつけずに私の口から直接、どうして持病が悪化したか聞けば良かったのに。事実は1つだから、私は同じ事しか言わなかったのになあ。

シフト通りとこき使うでは全く意味が違う。

こう言う言葉に敏感ではない人達は、言語を学ぶのに向いていないどころか、コミュニケーションの仕方も学ぶべきだと思う。まして、人の上に立つ立場ならなおのこと。

公平性と冷静さは大切。

伊達に25年も赤字無しの会社の代表取締役をしてきたわけじゃない!

ちなみにそのボスは毎回、上司と喧嘩して、会社を辞める羽目になってたし、私の入った会社も毎月、退職者が出ていた。

言葉を学ぶのも、コミュニケーションが必要だと改めて思う。