ジャッキー・チェンのおかげです。クォーター香港人の語学ヲタクの日々

成龍好きから、何故かマルチリンガルになった私の日々の外国語格闘記と外国語に対する思いをつらつら書き綴っています。

「判決、ふたつの希望」

本日初日で、映画の日だったせいか全回全席売り切れ!


レバノンに住むレバノン人パレスチナ難民の争い。

レバノンには2回行き、レバノンにあるパレスチナ難民キャンプを見たし、パレスチナ難民の子供のサポートをしていたので、何も知らない人達よりは実情はわかって観た。

パレスチナ難民は、難民なので、どんなに賢くても、人に何かを教えたりする職業には付けない。付ける職業が決まっている。

パレスチナ人も好きで難民になったのではないのに、各国で厄介者扱いされている。

私が援助していたパレスチナ人の男の子は、イスラエルで仕事をしていた父親が、たまたまイスラエル人の目の前を横切ったからと言って、イスラエル人達に殴り殺された。

それを聞いた妊娠中の母親は、ショックで早産し、生まれた子供は障害を持った。

多くのイスラム教徒がそうであるように、女性は教育を受けていないので働かず、長男の12歳の子が車の修理工場で働き、援助した次男も10歳で同じ工場で働くようになった。

好き好んで難民になる人もいないし、子供のうちから働きたい子もいないだろう。

でも、これは現実。

知ろうとすればネット検索でも知れるのに、イスラム教徒とアラブ人はテロリストと言う愚かな人達も多い。

そんな人達に、ぜひ観て欲しい作品。

レバノンも内戦が続き、その傷跡は、今でもベイルートで見る事ができます。