ジャッキー・チェンのおかげです。クォーター香港人の語学ヲタクの日々

成龍好きから、何故かマルチリンガルになった私の日々の外国語格闘記と外国語に対する思いをつらつら書き綴っています。

「喋れるっていいよね。」

そう言われるようになるまで、どれだけ努力したかわかる?

「語学は時間もお金も湯水のように使い、結果が出るのは年単位。」と尊敬する黒田龍之介先生もおっしゃっているけれど、正にその通り!

黒田先生は、ロシア語の教授でマルチリンガル。本をたくさん出されていて、語学の勉強の考え方が私と同じだったので、すっかりハマってしまい、著書を読みまくっている。

勝手に黒田教信者と名乗っているほど(苦笑)


母国語である日本語だって、ちゃんと喋れるようになるまで、どのくらいかかったかわかる?

生まれてから、言葉を発するまで、散々、周りの人達が話しかけ、人々の会話やテレビやラジオを毎日、耳にし続けても、いきなり会話はできない。

単語が出るのが最初で、なかなか文にはならない。

時制だって、すぐには言えない。

文字の読み書きに至っては、幼稚園から始まり、小中高と学んでも、漢字の書けない大人もいる。

日本は、外国語が学びやすい国だと思う。

国営放送では、テレビやラジオで毎日のように語学講座がある。

独学用の語学書も溢れている。ロマ語とか、アムハラ語とか、一体、いつ使うんだ?とかどの国の言葉なんだ?と言うのまである。

カルチャーセンターや外大のオープンアカデミーでもマイナー言語を学べるし、大学書林アカデミーなんて、55カ国語もある!!

私は、外国に行くたびに、本屋に行って外国語コーナーを必ずチェックするけれど、語学の種類の多さにおいて、日本以上の国を見た事がない!

韓国は、日本よりも語学の種類は少ないけれど、1つの外国語における語学書の種類は多いし、さすがに受験大国なので、HSK=中国政府認定の中国語の試験の対策本が日本とは比べものにならないくらい溢れている。


毎日毎日、意識しなくても日本語を聞き、目にしても、まともな会話が出来るまで何年も何年もかかったのだから、普段、接しない外国語がモノになるまで何年もかかって当たり前だと思う。

さらに、毎日勉強しないと身につかない。

語学だけでなく、何かをモノにするのはそんなに甘いもんじゃない!

モノにしたからと言って、誰かに褒めてもらったり、絶賛されるわけでもない。

全て自己満足の為。

「語学は一生、勉強です。」

日中学院の恩師胡先生は、そう言われた。

その通りだと思う。

日本語だって、年と共に話す言葉は変わってくるし、死語や流行語は毎年あるから。

それでも、今まで勉強した外国語を忘れないように勉強して、現在、勉強中の外国語も勉強する毎日。

働いているし、他にもやりたい事があるから、毎日時間を作るのが、辛い時もある。

でも、自分の好きでやっている事だから、やるしかない!

私って、ドMやん?と思いながら、毎日毎日、勉強を続けている。


画像は、2015年5月10日、ベルギー、イーペルの猫祭り。

私って何人なの?

今まで行った国は70カ国。

観光だけでなく、正規留学や語学留学、ダンス修行、ボランティア、ホームステイなど。

インドは、何回も行っているが、観光は少ない。

遥か昔、バラタナティアムと言う南インド古典舞踊を習っていたけれど、なんと!初舞台がチェンナイの芸術祭と言う偶然に恵まれた。

マザーテレサの処でボランティアをした事もある。

そこは韓国人が多くて、韓国語が話せる私は、ほぼ韓国人と一緒に行動していたので、日本人から英語で話しかけられた事もある。

何故か、大韓航空でもアシアナでも、入国カードを配られる時に、私にだけハングル記載のカードが来るので、韓国語で「日本語のをください。」と言うと、韓国語で「もしかして、韓国のパスポートをお持ちじゃありませんか?」と聞かれる。

何故?

私は、4分の1香港人で、顔のパーツが丸い典型的南方人。目だって、二重だし!

香港や台湾に行くと、香港人や台湾人に間違われる。

広東語も中国語も話せるから、誤解させたままにしておくけどw

中南米に行けば、現地の人と思われる。

マチュピチュでは、現地の人と一緒に踊らされたし。

インディオと思われた?

たしかに親近感を覚えるけどね(爆笑)

どの国に行っても、馴染む。

その為にも、語学は必要なのかもね。


画像は、2012年12月28年のウユニ湖。

「混ざりませんか?」

よく聞かれる質問。

そういう人は、多分、語学に疎いと言うか、興味がない人だと思う。

そりゃ、同時に広東語と中国語を話していたら混ざるかも知れないけど、そう言う事はほとんどない。

中国語と台湾語は一緒に話した事はあったけど、私の中国語レベルはHSK4級だけど、台湾語はビギナーだから、混ざらなかった。

スペイン語とイタリア語で会話してたら、混ざる可能性もあるけれど、どちらも喋れる人にお目にかかった事がない。片方わかれば、何とかわかるしね。

カナダに住むイタリア人の友人とは、彼女が日本語で話し、私がイタリア語で話し、困ったらお互いに英語で話すと言う事はしたけれど、混ざらなかったなあ。

日本語とイタリア語と英語は、語学グループが違うからだと思う。

ブルガリア語とセルビア語とクロアチア語を同時に話したら、混ざるかも知れないけれど、同時に勉強を開始して、混ざりそうになったので、先生が日本人で教え方が最高のブルガリア語に絞ったので、その心配はなさそう。


画像は、2015年5月9日、ベルギー、ブリュッセル。

2回目のベルギーでした。

ベルギー、大好きです!